宮崎駿作品特集
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ルパン三世1stシリーズ
ルパン三世2ndシリーズ
『トトロ』、そして『ポニョ』の源流!!少女とパンダ親子の心温まるファンタジー!!
image1 1972年に日中国交正常化を記念して中国から2頭のパンダが贈られ、空前のパンダブームが巻き起きていた。その頃、宮崎駿は高畑勲・小田部羊一と共に、スウェーデンのリンドグレーン原作の児童小説「長くつ下のピッピ」のアニメーション化企画のために東映動画からAプロダクションに移籍したが、企画は頓挫してしまう。その後、パンダブームを受けオリジナル企画として制作されたのが『パンダコパンダ』である。愛らしいパンダ親子に加え、主人公のミミ子には頓挫してしまった「長くつ下のピッピ」の主人公、“世界一つよい女の子”と称されるほどの少女の影響を見ることができるだろう。この作品は72年12月に東宝チャンピオンまつりとして『ゴジラ電撃大作戦』などと共に上映され好評を得て、翌73年3月には続編「雨ふりサーカスの巻」も公開された。
『ルパン三世(1stシリーズ)』への参加を経て本作の制作に臨んだ宮崎駿は原案・脚本、画面設定などを担当、また「雨ふりサーカスの巻」では加えて美術設定も兼任している。『となりのトトロ』や『崖の上のポニョ』など、後の宮崎名作アニメの源流に位置づけられる名作である。
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<パンダコパンダ ストーリー>
竹やぶの一軒屋にたった一人で住んでいた少女ミミ子。小学生ながらしっかり者のミミ子が買い物から帰ってくると小さな子パンダのパンちゃんが庭にいました。さらにその親のパパンダも現れます。ミミ子に父親がいないことを知ったパパンダは自分が父親代わりになると言い出し、ミミ子はパンちゃんの母親になると決めてしまいます。こうして2頭はそのままミミ子と暮らすことになり、奇妙で楽しい新生活が始まったのです。
<パンダコパンダ 雨ふりサーカス ストーリー>
ミミ子ちゃんは、パンちゃんとパパンダは、3人で暮らしていました。時にはどろぼうさんの二人組が来たり、トラの子供が来たりと楽しい毎日です。そんなある日、町にサーカスがやってきます。ところが、その夜から雨が降り出し、洪水となって町は水の中に沈んでしまいました。ミミ子たちは大喜びでピクニックや釣りを楽しんでいたのですが、サーカスの動物たちが水の中に取り残されていることが分かります。そこでミミ子たちは、ベッドの船を浮かべて救出に向かうのです……。
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ムビマガ!的ランキング♪ こんな人にオススメ ムビマガ!的ワンポイント
キャラクター:????? アクション:??? ドラマ性:?? ファンタジー:???? ほのぼの:♪♪♪♪♪ “動物が登場する作品”はとにかくチェック! 『トトロ』は何度観てもいいと思う 子供と一緒に楽しみたい ミミ子の声優は、後に『アルプスの少女ハイジ』で主人公を演じた杉山佳寿子である。『ハイジ』でも演出を務めた高畑はハイジ役の決定にミミ子のイメージが強くあったとしている。また小田部羊一も『ハイジ』でも作画監督、そしてキャラクターデザインを務めている。場面設定などで参加した宮崎も含め、本作は『ハイジ』を生み出した源流とも言えるだろう。
見所ピックアップ!
パンちゃんやトラちゃん、動物がいっぱい!
カワイイ動物とミミちゃんの交流が実にいい!
この作品の魅力は、何と言ってもかわいい動物たち。そして、その動物とミミ子の交流だ。のんびり屋のパパンダとかわいいパンのパンダ親子は、当時のパンダブームから生み出されたキャラクターだが、30年以上経った現在でもその魅力は色あせる事はない。パンダ以外にもサーカス団から逃れてきた子トラやその親トラ、さらにはライオンやゴリラともコミュニケーションを取るミミ子の姿に、微笑ましく爽快な気持ちにさせられる。もっとも平気で接することができるのはミミ子だけのようだが……。
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のんびりしていて食欲旺盛なパパンダ。いつも礼儀正しい話し方で悠然としているが、非常に力持ちでいざという時には頼りになる一家の“父親”。ミミ子と一緒に暮らすことになるが、実は家の裏の竹やぶに魅了されただけかもしれない……。 とにかく可愛らしい子パンダのパン。好奇心旺盛でちょこまかと動き回り、ミミ子を困らせる事も。それにとても甘えん坊ですぐにミミ子やパパンダに抱きついてくる。だけど外見に反してものすごい石頭とパパゆずりの怪力の持ち主。 潜り込んでいたトラちゃんと鉢合わせになったパンが競争? とにかく子供達はよく動き回る。そしてこのカット、後の作品でもよく見かけられるような……。
見所ピックアップ!
元気イッパイのミミちゃん!
後の作品のヒロインの原型ですな!
image1 おばあちゃんを送り出した後、竹やぶの中の一軒家に一人で暮らす事になったミミ子。いきなり現れた巨大なパンダにも動じず喜びを体全体で表現する天真爛漫な少女だ。それもそのはず、ミミ子は「長靴下のピッピ」という“世界一つよい女の子”の生まれ変わりでもあるのだ。このネガティブ要素ゼロ、どんな存在でも(例え泥棒だったとしても!)いとも簡単に受け入れてしまうミミ子のキャラクターが『パンダコパンダ』の物語を成立させているといってもいいだろう。
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突然現れたパンダの親子と“家族”として暮らすことを決めるミミ子。幼いながらも家事の全てをこなすしっかり者で、パンの母親役でもある。普段も両親がいなくても平気だったが、それでもパパンダには父の姿を重ね、甘えたそうな年相応の姿を見せることも。 うれしくなるとパンツが見えるのも構わず逆立ちする。この元気爆発の少女であれば、何事をも受け入れてくれると思わせてくれる。 ナタを持って走り出し、パンの危機に危険を顧みず川に飛び込むミミ子。この“強いヒロイン像”は後の作品にも影響を見せ、『コナン』のラナのような困難に負けない少女、そして『トトロ』『ポニョ』に登場した幼くもしっかりした己を持つ子供達へと引き継がれている。
見所ピックアップ!
動物も人間もみんな仲良し!
動物と人間が共に暮らす理想郷です!
動物が人間の言葉を話し、人と共存する。それはファンタジーの世界だ。物語中でも大人達は、動物達を人間の社会にとっての“異物”として扱っている。しかし、ミミ子は異物ではなく、家族として受け入れる。さらに第一作目のラスト、動物園に戻ったパンダ親子は閉園時間になると都会から緑豊かな北秋津に帰る姿が描かれている。電車での移動を描くことで世知辛い都会(現実)から、本来は存在しない“理想郷”に、どこかでつながっていると描きたかったのかもしれない。 image1
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動物園のある「公園前駅」(上野がモデル?)と、緑豊かな「北秋津駅」の間を通勤することになるパパンダ。日常風景の中に非日常的な存在がいる光景は幻想的だが、それでいて周囲のちょっといぶかしげな視線が何ともいえずリアルでもある。 ライオンの背中で得意の逆立ち。これこそ“ありえない光景”だが、この姿が受け入れられることこそ理想郷である。 第二作の後半では、水没した世界で物語が展開されていく。『コナン』や『ポニョ』を始め、後の多くの作品で展開されたシチュエーションによりファンタジー性が強化され、高揚感溢れる冒険が繰り広げられていく。
おまけのピックアップ!
数多くの名シーンや要素から、気になるものをほんの少しだけピックアップ!
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一作目では警官役で、「雨ふりサーカス」ではサーカス団の団員役で、山田康雄氏が出演している。特に一作目、ミミちゃんの家を訪ねてパンダ達を見た時の反応(台詞)は要チェック。 「雨ふりサーカス」で水没した町を動物たちを乗せて走る汽車。メルヘンでノスタルジックなシーンだが、シチュエーションとしては後の『千と千尋の神隠し』の1シーンも彷彿とさせる。 暴走(?)する汽車を自転車で追いかけるおまわりさん。こうした追いつ追われつといった展開を始め、実は宮崎作品特有のアクション的な要素も満載。 沈んでしまったミミちゃんの家の屋根を登ろうとするパパンダ。これも、どこかで見たようなカットである。この後の急な屋根を転がるように落ちていくのもお約束?
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(c) TMS
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